野中 柊
のなか ひいらぎ
64年新渇県出身。91年『ヨモギ・アイス』でテピュー、海蒸文学賞を受賞。著書に『アンダーソン家のヨメ』『草原の輝き』など。秋にはファンキーな動物と人間を描いた物語集を刊行予定。1998年 「マフィン9月号P139から」
車谷長吉
くるまたに ちょうきつ
45年兵庫県生まれ。デビュー作「なんまんだあ絵」発表後、20年にわたって私小説を書き続ける。20代後半から、旅館の下足番などを経験し、命の通った言葉を知る。赤目四十八瀧心中未遂」で第119回直木賞を受賞。
1998年 マフィン11月号 P104から
出久根達郎
でくね たつろう
44年、茨城県生まれ。中学卒業後、古書店て働き、古典文学に親しむ。73年、古書店・芳雅堂を営むかたわら文筆活動を始め、93年「佃島ふたり書房」で直木賞受賞。近著に、龍馬暗殺から始まる小説「えじゃないか」他。
1998年 マフィン12月号 P216から
柳 美里
ゆう・みり
1968年生まれ。自らも家族の崩壊、凄惨ないじめの洗礼を受けたいう経験を持ち、現在起こっている社会問題にリアルかつ肉感的な意見を投げかける作家。劇団「青春五月党」を主宰、脚本家からスタートして泉鏡花賞、芥川賞受賞。最新作は「ゴールドラッシュ」。
1999年 マフィン1月号 P216から
姫野カオルコ
ヒメノ カオルコ
小説家。滋賀県出身。90年出版社に持ち込んだ「ひと呼んでミツコ」で単行本デビュー。直木賞候補となった「受難」をはじめ、「整形美女」、「蕎麦屋の恋」などの小説のほか、独特の視点と鋭い語り口のエッセイには熱狂的なファンも多い。
2000年 マフィン7月号 p189から
新井 満
あらい・まん
46年新潟市生まれ。上智大学法学部卒業後、広告代理店の電通に入社。音楽・映像プロデューサーとして数多くの環境ビデオを手がける一方、シンガー・ソングライター、作家としても活躍。87年「ヴェクサシオン」で野間文芸新人賞、88年「尋ね人の時間」で芥川賞を受賞。
1999年 マフィン9月号 P186/187から
東野圭吾
ひがしの・けいご
58年大阪生まれ。大学卒業後いったん就職するが、一方で作家も目ざし、85年「放課後」で江戸川乱歩賞。昨年発表した「秘密」(広末涼子主演の映画が現在公開中)で、日本推理作家協会賞長編部門賞受賞。幅広いテーマと自由な作風で人気を集めている。
1999年 マフィン11月号 P224/225から
鷺沢 萠
さぎさわ・めぐむ
68年、東京生まれ。87年、18歳のときに「川べりの道」で文學界新人賞を受賞。92年「駆ける少年」で泉鏡花賞受賞。著書は、ほかに「葉桜の日」「町へ出よう、キスをしよう」など。韓国文学の日本紹介を目ざして、来年再び韓国留学を計画中。
1999年 マフィン12月号 P212.213から
2004年4月11日死去 ご冥福をお祈りいたします。
藤原伊織
ふじわら いおり
48年大阪生まれ。大学卒業後、電通入社。野生時代新人賞、すばる文学賞などを経て、95年「テロリストのパラソル」で江戸川乱歩賞、直木賞をダブル受賞し、ハードボイルド作家として一躍注目を集める。
2000年 マフィン2月号 P161から
玄 月
65年大阪市生まれ。高校卒業後、家業をを手伝いながら創作活動を続け、「陰の棲みか」で122回芥川賞を受賞。6月には2冊めの作品集「悪い噂」が出版される予定。また現在、初の長編に取り組んでおり、年内発表を目ざして執筆中。
2000年マフィン6月号 P183から
岸本葉子
きしもと ようこ
61年神奈川県生まれ。大学卒業後、保険会社勤務を経て中 国に留学。帰国後、文筆業に転じ、旅や生活をテーマにしたエッセイを発表。主 な著書に「30前後、やや美人」「マンション買って部屋づくり」などがある。
2000年 マフィン9月号 P163から
夢枕 貘
ゆめまくら・ばく
1951年神奈川県生まれ。84年(魔獣狩り)シリーズで人気を博す。98年(神々の山嶺)で柴田錬三郎賞受賞。(キマイラ)(陰陽師)シリーズをはじめ、釣り、格闘技など多彩 な趣味を生かした著書でも知られる。 2000年 マフィン12月号 P179から