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2003年8月1日 明十三陵

明十三陵とは、明代皇帝の陵墓群。



長陵禝恩殿

明代皇帝の墓に行く時、万里の長城の疲れもあり、私はバスの中でぐっすり寝ていた。丁度入り口にさしかかった所であろうか、突然隣の人に頭を叩かれ起こされた。なんでも、神路を通るときは、起きていなくてはならないとの事。ガイドさんがそのことを一生懸命説明している時、唯一寝ていたのは、私だけだった・・・


禝恩殿内部、永楽帝。左右の柱は楠の大木を使用。

長陵は、明朝第3代の皇帝 永楽帝(在位1402〜24)の陵墓。十三陵墓群の中で、もっとも規模が大きい。ここにも、地下宮殿があるらしいが、未発掘で公開されていない。

 


長陵の明楼 高台の建物の中央には、永楽帝の石碑がある。

 

長陵からほど近い距離に、定陵があり、バスで移動。


 定陵の明楼

長陵の明楼と定陵の明楼は、ともに高台に作ってあり、外観も似ている。

 


明楼の中に納められている万暦帝の碑

定陵は、明朝第14代の皇帝 万暦帝(在位1572〜1620)の陵墓。ここは、すでに地下宮殿が発掘されていて、公開されている。地下宮殿というが、要するに万暦帝のお墓である。長い階段を下りていくと、中はひんやりしていて、ここの係の人はコートを着ているほどだ。内部は、地下とは思えないほど広く、天井はアーチ形をしていて、床や壁は大理石で作られています。
皇帝達は、こような地下に、莫大なお金と人手を使い、広大な空間を造り墓とした。まだ地上に大きな建物を造るなら分かるが。地下に造って、入り口をしめているのなら、何も存在しないと同じではないか・・・これは、単なる自己満足の浪費なんだろな〜

 


階段の間にあった龍のレリーフ。

定陵の中を歩いていると、階段の間に龍と鳳凰の浮き彫りがあった。何気なく歩いていると通り過ぎてしまうが、よく見るととても緻密に彫ってある。

 


龍のレリーフ


展示室にあった龍の刺繍